10月4日に県外視察研修会第2弾を実施しました。今回の研修は、新潟県の燕三条で開催される有名なオープンファクトリーである「燕三条 工場の祭典」を見学しました。
最初に燕三条地場産業振興センターへ行き、工場の祭典オフィシャルツアーのガイドの方に案内をお願いし、4社の工場を見学しました。
最初に見学したのは、「MGNET」という、2番目に見学する武田金型製作所のブランドの企画販売やモノづくりをコーディネートすることを目的とした会社です。倉庫を改装したお店では、今まで関わった様々な企業の製品の販売や、日常的にワークショップを行っており、モノづくりを身近に感じる工夫がこらされていました。レジ台には、金属板から飛び出た文字を押すと、文字が消え、継ぎ目さえ全く見えない金属板に戻る“マジックメタル”が置いて あり、皆興味津々に見ていました。
次に「武田金型製作所」を見学しました。工場には金型を加工する様々な機械が並び、見学立ち入り禁止区域では金型の製作を行っており、実際の仕事の様子を見ることができました。また、先ほどの“マジックメタル”はこちらの武田金型製作所で作られており、高い技術を目の当たりにすることができました。
続いて、「三条特殊鋳工所」を見学しました。ここでは鉄鍋を鋳造しており、鋳型へ鉄を流し込む様子をすぐ近くで見ることができました。迫力ある光景に皆、釘付けになっていました。その後、砂の鋳型から鍋を取り出し、加工する工程も見ることができました。
最後に、「ハイサーブウエノ」を見学しました。ここでは、業務用厨房台を主に製造しており、最近24時間稼働が可能な金属板加工ロボットを導入し、板加工を機械に任せることで、溶接の職人の育成に注力しているとのことでした。実際、調整前の溶接した厨房台の脚を見せてもらいましたが、ほとんどガタつくことのない職人の技を見ることができました。
その後、燕三条地場産業振興センターへ戻り、地場産業の展示を見学した後、燕三条物産館で買い物をして、帰路につきました。
見学先への移動の間ではガイドさんから、オープンファクトリーの運営に当たって、工場の祭典で行っていることや注意している点など運営の目線でお話しいただき、大変参考になる話を聞くことができました。
最後に今回の研修にあたりご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!